MAKI UMEHARA
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ドイツに住み、母語である日本語で会話をすることなく九年が過ぎた頃に制作した作品である。日本語で語り合うことや日本文化に触れない生活は厳しいと感じていた頃であった。日本の文化的背景や生い立ちなど個人の物語が外国では意味が抜け落ちて存在しているように感じられ、そのような一種の浮遊感のもとで水上を漂う舟を制作した。その後、私はよりアジアや日本に目を向けるようになっていった。
梅原麻紀, 2024