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習作:そよ風(建物のモデル)

 

建物やモデルは梅原麻紀の身近にあったもので、彼女にとっては子供の頃を思い起こさせるようなものである。1990年代後半頃より、美術と建物のモデルのあいだにあるようなものが彼女の作品に取り入れられた。小品としてのモデルは彼女の夢や他者の夢といった記憶と結びついている。2002年〜03年の一年間に制作された作品は、虚構と現実のあいだにある建物のモデルの作品と写真のシリーズであった。習作:そよ風(建物のモデル)はインスタレーションとともに展覧会(2006年、ドイツ)に向けて制作された。

 

[注釈]

2001年、梅原はデュッセルドルフのアパートでドイツ人美術作家と共同生活を始めた。作品〈Breeze(そよ風)〉を制作した頃は、日常生活で使用する言語はほぼドイツ語と英語のみの状況であった。日常生活の背後には、過去に奨学生として日本の美術大学に留学していたドイツ人や美術作家として経験を積んだドイツ人を含めて、意見を交換するような場があった。日本文化に触れることがやや少ない環境の中で、貴重な時間を過ごした。

 

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